神戸大学演劇研究会 はちの巣座 稽古日誌~Bee Happy~

神戸大学演劇研究会はちの巣座のブログ。レッスンデイズ、部員の毎日、など。

ブログリレー2人目。

こんにちは。小林緑です。
小道具を務めています。
小道具部署というのは、舞台上で役者が使うものを、集めてきて管理もするのが役目です。

お題は「好きな作品」ですね。
わたしは好きだった絵本について書きます。

『でんでんむしのかなしみ』という絵本で、全部でも5ページほどの短い作品です。
作者は、『ごんぎつね』でも有名な、新美南吉さんです。

以下あらすじ。
あるところにでんでんむしがいて、ある日「自分の背中の殻には悲しみがいっぱいつまっているではないか」
ということに突然気がつきます。「なんということだ」と思ったでんでんむしは「お友達のでんでんむし」に、
「わたしの背中の殻がいつのまにか悲しみでいっぱいになっていたのです。」と相談してまわります。しかし、どのでんでんむしも、「あなたばかりではありません。わたしの背中にも悲しみはいっぱいです」と答えます。そうして次第にでんでんむしは、「わたしばかりではないのだ。わたしは自分の悲しみを背負って生きていかなくちゃならない」と気づき、「そうしてでんでんむしは、もう嘆くのをやめたのであります。」とこんなお話です。

小さいころから好きなお話だったのですが、最近になってこのお話を思い出してまた好きになりました。
ひとは「悲しみ」に出会うと、落ち込んだり絶望したりします。
時には全てが空しく思えてしまうこともあります。
自分が「悲しみ」でいっぱいになってしまったそんな時、「わたしばかりではないのだ」という言葉は、
自分はたくさんの中の一人であり、今は一生の大きな流れの中の一瞬だとらえさせてくれます。
そして、もう一度前を向いて、空しく思えた愚直な一歩を踏み出せるような気がします。
この本のメッセージは単純なことですが、一度力を抜いて、今を大切に生きていく助けになると思います。

もうすぐ、わたしにとってはちの巣座に入って2回目の春が訪れようとしています。
今度はわたしたちが新歓をする番です。
新入生のみなさんや見に来て下さる方に、わたしの大好きなはちの巣座の魅力を
たくさん伝えられるように、今日もがんばっていきます。

それでは次、水波真黒くんにまわします。よろしく。
  1. 2015/03/16(月) 12:30:39|
  2. ザ・シェルター
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神戸大学演劇研究会はちの巣座と申します。稽古したり、公演うったり、さぼったり、遊んだり。

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